バイの元彼。精神的ゲイの旦那。
僕と魂の双子と思うぐらい価値観が似ていた裏社会の御曹司のパパ彼。
彼のエピソードはめちゃくちゃ面白いものが多い(怖い話はしない人だった)んだけど、それはまた今度。
僕のパパ彼は新宿二丁目でニューハーフさんと一緒に同棲生活をしていたことがある。
女ったらしだったけど、男の人にもモテる系の顔だったそうな(若いころ)
僕と出会ったのは45才の時だったけどね。
まあそんなこんなでノンケではなく、バイセクシャル。
女の体は好きだけど、女は嫌い。という典型的遊び人だった。
ああ。女遊びを極めるほどに、女の性格に嫌気がさすらしい。
・・・気持ちはわかる。いるじゃん。女同士でも「はぁ?」みたいな女。それ。
うちの旦那も女の中身嫌い。下半身は好き。という失礼なタイプ。
バイ(タチ)のパパ彼は僕の男性性格を理解もしてくれたし、僕と双子的にそっくりだったと思う。
だからこそ、女としてではなく戦友としてある意味男として愛してくれた。
女を本当の意味で信用しないし、正妻さん以外は愛さない人だったからね。
彼は僕に男を求めていたし、僕って「男と女二度おいしい」タイプなんだよね。
それはパパ彼も言っていた。性格ももちろんだけど。
最近ではトランスジェンダーで生まれ持った性としては異性愛。という人も増えているらしいけど、有利だと僕は思う。
恋愛において、相手と価値観や出来事を共有できるのは大きい。
僕はパパ彼や旦那と「女性との恋愛価値観」を共有できる部分は大きかった。
あと、女に対しての価値観を聞いても
「納得」
というタイプだったからね。僕の価値観が遊び人だったのも大いにあるけれど。
男としての価値観というより、生まれ持った価値観が異性的なものでそれを理解してもらうには異性が良かった。
パパ彼はバイセクシャルだったから僕に最初は「女」を求めていたけれど、途中から僕に男であることを求めていた。
二度おいしいな。僕。
本人は
「お前みたいな『女』みたことないわ」
とよく笑っていた。・・・4桁を超える女と遊んでも、僕みたいなのはいなかったらしい。
「天然記念物じゃ。大事にしろ」
と返してたけどね。
旦那は僕に男らしさ(性格のみ)を求めている。
男としての決断力と判断力、そして女としての癒しと。
ただし家事は求めないように(笑)
人生においての要所要所の決断力は僕をあてにしている。
・・・でも我が子よ。お前は僕を当てにすんな。
同性の気安さ価値観と異性の体を持ち合わせることが、どんなに有利かは僕は自分で感じている。
ただし、異性愛トランスの場合「男を演じている」人はダメなんだよね。
相手は本物の男なわけだから。
だから自然にしてたらトランスなんです。的な人ばかりなんだと思う。
男気のある姐御なんていっぱいいるわけだしね。
女気のある男衆もいる。
まあ男だ女だというジェンダーの枠組みにとらわれず、生きていける人は強いってことなのかもしれない。
トランスジェンダーほどジェンダーに捕らわれている人もいないと思うけどね。
女性に生まれたトランスジェンダーは好きじゃない(経験上)けど、男性に生まれたトランスジェンダーは尊敬すらする。
・・・僕女になるの無理だし。
パパ彼はバイセクシャルだったから、僕に女ができても
「月夜よ。それ地雷(女)だ」
と忠告してくれたぐらいで、全く持って動揺しなかったのかなと思っている。
僕は自分が思うよりは遥かにわかりやすい性格らしい。
・・・パパ彼にもご主人にも。
ジェンダーって、どう生きるか。の指針であって、「そうじゃないといけない」と押し付けられるものじゃない。
少なくとも今の時代はね^^
僕の初彼は僕に「女」を押し付けたけど、彼自身「男としてはちょっと色々と・・・アレ」なタイプだった。
初彼より、若いころ女の子みたいだった旦那の方がはるかにジェンダー的には良い方だと思う。
・・・僕が教育したから。というのもあるけども。
初彼は「長男は―」「男は―」というわりに、DQNに絡まれたらフリーズする。困難から逃げるというタイプ。
オラそんな「人間」きらいだ。女なら守ろうと思うかもしれないけど。
「女を他人に押し付けるんなら、お前が男になれよ」
と今は思う。やたらめったら、出会ったこともないであろうゲイを嫌ってたけど。
あの人と結婚しなくてよかったと思う。ホント思う。
僕とある意味「対極」にいるタイプだったから。結婚する気もなかったけど。
バイセクシャルだったパパ彼がいなかったら、男としての僕は今より窮屈だったかもしれない。
いろんな面で与えられたものは大きいと思う。
死んじゃったけど、僕と瓜二つ(顔も性格も)になった我が子を見せたかったなあ。
血のつながらない僕の父親だな
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